チュートリアル

コードアナライザーと手作業のコード採譜、どちらを使うべきか

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弾きたい曲のコードを手に入れる方法は二つあります。録音と向き合い、この一世紀ミュージシャンがそうしてきたように耳で探るか、リンクをコードアナライザーに貼り付けて、イントロが終わる前に進行全体を目の前に並べるかです。どちらが「正しい」かでミュージシャンはよく議論しますが、正直な答えは、それぞれ別の場面のための別の道具であり、優れた演奏家は両方を使う、というものです。

それぞれの方法が実際に行っていること

手作業の採譜。 聴いて、調を見つけ、ベースをハミングし、録音に合わせて自分の楽器でコードを試し、合うものを書き留めます。よい耳なら数回の通し聴きで仕上がりますが、初心者は午後をまるまる使ってもまだ疑問符が残ります。できあがるのは、自分がすべての判断を下したがゆえに完全に理解できるコード譜です。

コードアナライザー。 録音は、コードが判明している何千もの曲で学習したモデルによって分析されます。返ってくるのは調、テンポ、そしてコードチェンジのタイムラインで、たいていは音声に沿って表示されるので、名前がついた瞬間にそのコードを耳で確かめられます。Mazmazika のコードアナライザーはさらに、ピアノ鍵盤上とギターやウクレレのダイアグラム上にコードを表示し、区間のループ再生や移調ができ、ボーカルを取り除いたミキサーで曲を開くこともできます。得られるのは1分でできた下書きです。作ったのは、その曲が何を意味するかはまったく分からないけれども、あなたよりはるかに多くのコードを聴いてきたシステムです。

精度

たいてい議論はここから始まるので、公平に述べておきます。

  • アナライザーが強い場面。 ポップス、ロック、フォーク、ワーシップ、カントリー、シンガーソングライター系の素材における長三和音と短三和音。テンポが常識的で、ベースがはっきりしている場合です。こうした素材では、優れたアナライザーはほとんどの場合コード名を正しく当て、しかも決定的なことに、初心者が耳で最も苦労するタイミングを正確に捉えます。
  • アナライザーがつまずく場面。 同じ響きを複数の名前で等しく妥当に呼べてしまう密度の高いジャズのヴォイシング、極端に速いコードチェンジ、和声をぼやけさせる激しく歪んだギター、リバーブの多い曲、そしてコードに逆らって歩き回るベースライン(ラベルがベース音に引っ張られることがあります)。テンションや転回形(9th、分数コード)は、モデルが確信できるときは名前がつき、確信できないときは単純化されます。
  • あなたの耳が強い場面。 文脈です。ブリッジではおそらく転調するだろうということ、あるコードが次の拍で解決するサスペンションだということ、ギターが弾いていない7th を歌のメロディがほのめかしていること。意図も聴き取れます。理論上は C/E であるコードが実際には Em として機能していることもあり、あなたは曲が意味するとおりに書きます。
  • あなたの耳が弱い場面。 速さ、タイミング、そして疲労です。学習者の多くは四つのコードのループで少なくとも一つを聴き間違えますし、ほとんどの人はコードチェンジが拍のどこで起きるかを取り違えます。

アナライザーの出力は「とてもよくできた第一稿」として扱い、自分の一回目の耳コピも同じように扱ってください。どちらも絶対ではありません。

速さ

これは勝負になりません。典型的な曲なら、アナライザーは1分ほどで完全なタイムラインを出します。手作業の採譜は10分から丸一回の練習時間までかかります。今夜その曲を弾かなければならないなら、正しい道具はアナライザーです。1か月あって力をつけたいのなら、遅い道こそが目的そのものです。

それぞれが教えてくれること

耳でコードを探る作業は、和声を聴き取るための最良の単独練習です。自分で見つけたコードの一つひとつが、音と名前の結びつきを強めます。その結びつきこそが、いつか聴いたことのない曲にその場で合わせられる力になります。アナライザーだけを使っていると、覚えられるのは曲であって、技術ではありません。

とはいえアナライザーも、そう使えば教師になります。まずコードを推測し、それから確認するのです。自分の推測と結果とのずれは、まだ聴き取れていないコードについて、即座に届く精密なフィードバックです。それはイヤートレーニングツールが使っているのと同じ学習ループを、実際の音楽に当てはめたものです。

コストと手間

手作業の採譜には時間と忍耐がかかります。曲を分析するには、手の届く音源(YouTube や SoundCloud のリンク、または音声ファイル)と、その長さをカバーするプランが必要です。ご利用のプランにどのエンジンとどの長さのトラックが含まれるかは、アナライザーのページの Free vs Pro の欄に随時表示されます。その曲がコードライブラリの18万曲に含まれていれば、コードはすでにそこにあり、無料で開けます。

両方を活かすワークフロー

現場のミュージシャンの多くは、だいたい次のような形に落ち着きます。

  1. まず調を耳で見つける。 曲の調を見つける方法で説明したとおり、落ち着く音を歌い、鍵盤で確認します。30秒で済み、その後のすべての土台になります。
  2. 進行を推測する。 ほとんどの曲はよく使われるコード進行のどれかを使っています。ヴァースとサビについて、自分の推測をローマ数字で書き留めましょう。
  3. アナライザーを走らせて比べる。 一致していれば先へ進みます。食い違ったら、その小節をアナライザーでループさせ、両方の候補を録音に重ねて自分の楽器で弾き、耳で決めます。あなたが正しいこともあれば、モデルが正しいこともあり、どちらの結果からも学べます。
  4. 好みに応じて簡略化するか、豊かにする。 アナライザーが Cmaj7 と表示していても素の C を弾きたいこともありますし、素の G と出ていてもレコードには明らかに G7 が鳴っていることもあります。コード譜はあなたのものです。実際に自分がどう弾くかに合わせて調整してください。
  5. タイムラインに合わせて練習する。 コードが流れていくのに合わせて弾き、難所はテンポを落とし、つまずくコードチェンジをループさせます。カバーがそれらしく聞こえるかどうかを決めるのは、コード名ではなくタイミングです。

こうして数か月続けるうちに、アナライザーが自分の推測を裏づけることがだんだん増えていくのに気づくはずです。それこそが狙いです。その道具は、必要とされることが減ったときに役目を果たしたことになります。

アナライザーをまったく使わないほうがよいとき

  • 聴音試験やオーディションの準備中で、耳で採譜しなければならないとき。
  • 曲が単純ですでに聴き取れているとき。自分で書いたほうがどんな道具より速いはずです。
  • ジャズのヴォイシングを学んでいるとき。ここではラベルよりもピアニストが選んだ具体的な音のほうが重要で、録音とゆっくりしたループのほうがどんなコード名より多くを教えてくれます。

耳での採譜を省いたほうがよいとき

  • 金曜までに結婚式用の30曲を用意しなければならないとき。
  • 指導者として生徒用のコード譜を準備していて、その時間は教えることに使ったほうがよいとき。
  • まだ聴き取れないスタイルの曲(密度の高いジャズ、複雑な R&B)で、正確な下書きのほうが、午後いっぱいの苛立ちよりも早く音楽の内側へ連れて行ってくれるとき。

どちらの方法も、行き着く先は同じです。弾ける曲と、やがては助けを必要としない耳です。時間が大事なときは速いほうを、成長が大事なときは遅いほうを使い、互いに検算させてください。

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